皆様、こんにちは。

10月になりました。
いもくりスイーツがおいしい季節、そして読書の秋です。多読乱読の私、あれこれと読み散らかしておりますが、久々に「大好きだなぁ」と思える本に出会いました。

『家が好きな人』(井田千秋 著）
さらっと読めるコミックイラスト集なのですが、タイトル通り、自分の家が好きな人たちが過ごす一日の様子が温かいタッチのイラストで描かれているものです。
私が最初に住んだのは、古くて大きい、おしゃれさ皆無の、あせた畳の部屋。バイト代を貯めては、少しづつ好きなものを買い足していた頃のことを懐かしく思い出しました。ウエッジウッドのティーカップにアナログレコード、好きな作家の本。好きなものがカオス状態でしたが、そのカオスに埋もれるのもまた、至福の時間でした。

話ちょっとつながりまして。

いつもお世話になっている美容師さんと雑談していた時、昔の自分の家の話になり、「いかにビンボーな暮らしをしていたか」なんていう話になりました。

朝も昼もなく働いていた、家に風呂がない、シャワー壊れているなど。いや、私だって大学時代の家のトイレが汲み取り式で、「汲み取りが来るから、おっちゃんにお金払わなきゃいけないので早退します」とバカ正直に伝えたら、教授に同情されつつ爆笑されたとか（27年前でも珍しかった）ベーカリーの特売のパンの耳で色々作ってたとか。おいしいのよ、パン耳。あの頃の主食はパンの耳でした(笑)

ビンボー武勇伝って楽しいですよね、と笑いあいました。今がそれなりだからいい思い出ですが、もう戻りたくないし同じことはできません(笑)

若かりし頃の懐かしい思い出です。